【週刊 再生可能エネルギー最前線】世界銀行,エネルギー開発に27億ドルを支出
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世界銀行,エネルギー開発に27億ドルを支出
世界銀行の Jamal Saghir, World Bank Director for Energy, Transport, and Water が会見して,エネルギー分野での世界銀行の貢献を総括した。それによると,昨年の発展途上国を対象としたエネルギー支援は,再生可能エネルギーとエネルギー効率の分野で,87%の伸び率を示し,総額は27億ドルに達した。これは,環境負荷の小さい電力に対する需要と成長への関心を反映したものである。
世界銀行グループは,ボンで開かれた 2004 International Renewable Energies Conference で,再生可能エネルギーとエネルギー使用効率向上のために,その資金支援を毎年20%づつ増やして行くことを約束していた。実際には期待以上の増加で,2008年6月に終了した財政年度の結果では,12億ドルがエネルギー効率向上へ,また,15億ドルが再生可能エネルギーの開発へ回された。
再生可能エネルギーの中には,風力,太陽光,バイオマス,地熱,水力などが含まれている。水力は,大規模のものも含まれていたと思われるが,どの様に仕分けしたのであろうか,調べてみる必要がある。
Reference
●081008D World Bank,ptinews
世界銀行,エネルギー開発に27億ドルを準備
WB's funding for energy projects rise to USD 2.7 bn
http://www.ptinews.com/pti\ptisite.nsf/0/C4AB3371310D1D53652574D800328189?OpenDocument
2008年10月8日水曜日
2008年10月3日金曜日
グーグルのクリーンエネルギー計画
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グーグルが,米国のエネルギーシステムを根本から変える計画を持っているニュースは,昨年,見たことがある。しかし,余り関心を持たなかった。昨日,2008年10月2日,またこの話題が世界のニュースを賑わせているので,では少し真剣に読んでみるか,と思って読みあさった。グーグルはとんでもないことを考えている。
まず,2030年,今から22年後を目標に,4.4兆ドル,約500兆円の自己資金を注ぎ込む。22年間だから,年2,000億ドル,今回の経済危機対応の国費よりも安い,と言っている。これでもって,石炭ゼロに挑戦する。彼等の代替手段は,太陽光,風力,地熱だけである。原子力と推力については殆ど触れていない。
グーグルに柱は三つあり,それは,エネルギー効率向上による需要抑制,再生可能エネルギーの開発,それとプラグインの電気自動車の占有率50%,である。これで温暖化ガス排出量を95%削減する,と言うのである。もう一つ興味あるのは,送電網の完全知能化である。誰でも,自分からどれだけの電気を幾らで受けているか,が常に明確になっているもの,と考えているようだ。グーグルらしいところである。
今日は,このグーグルのセンセーショナルな提案に対する反論も出てきた。2030年時点で,幾ら省エネルギーが徹底しても,2030年には1,100GW,10億KWの電力を,米国は必要としている,としている。これで石炭ゼロとガス火力殆どゼロ,原子力もこれ以上増やさないで,どうして電力を確保するのか。
原子力と水力を無視したこのグーグルのクリーンエネルギー計画は,計算不可能,と言って良いと思うが,しかし面白い。特にグーグルが,2030年に何KWの設備が必要か,言及していない点にある。これは,エネルギーの効率化や生活様式の変化が,何処まで需要抑制に貢献するか,全く未知数であるところに,グーグルの魔術がある。
それと,結構人を惹き付けるのは,知的送電網と電気自動車の話である。知的送電網は,おそらく非常に興味のある結果をもたらす可能性がある。それと,路上にある自動車の50%を,何処でもプラグに繋げる電気自動車に変える,と言う点には大いに実現性がある。単なる政府への提案でなくて,グーグルが自分で投資する,と言うのは,全くこれからのこの騒ぎの質を,これまでの議論とは違ったものにしている。
本文
●グーグル,兆レベルドルの大規模クリーンエネルギー計画発表
グーグルは,昨年来進めてきたクリーンエネルギー構想を,その強力な武器を利用して,政策へ影響を与えるべく,動き始めた。手段は,太陽光,風力,地熱で,既にこれらの専門企業への投資,45百万ドルを投入した。Eric Schmidt, chief executive of Google, は,石炭と石油から乳離れさせる提案で,これは電力だけでなく,自動車部門の革新も視野に入れている。
グーグル提案の基本には,送電網の画期的な変革を含んでいる。彼等が得意としている知能を持った送電網で,自分がどこからどれだけの電力を使っているか,を即時に知ることが出来るものである。ここが一つのポイントかも知れない。グーグルは,民主党のオバマ候補の顧問となっている。
●グーグルの4兆ドル規模のクリーンエネルギー,何処まで現実
グーグルのクリーンエネルギー作戦に対して反論がでた。この中で,グーグルの2030年までの投資額は4.4兆ドルと見られている。米国のエネルギー源から石炭を消し去り,温暖化ガス排出95%削減を打ちだしている。何処まで現実的なのであろうか。
計画は三つの柱からなっている。一つは,需要削減のためのエネルギー使用の効率化,二つは,大胆な再生可能エネルギー投入で石炭を代替,三つは,プラグ付きの電気自動車による50%代替,と言っている。
如何に省エネを徹底させても,米国は今後22年間に,少なくとも1,100GWの電力設備を必要とするだろう。11億KWである。石炭をなくし,ガスを殆ど使わないでどうして,確保するのか。単純に計算しても,2030年までに100GWの風力,250GWの太陽光,が必要で,残りは地熱と水力である。グーグルは原子力については,何も記されていない。
石炭と原子力は,今日の米国で,ベースロード供給という重要な役割を担っている。グーグルによると,半分以上を太陽光と風力で賄うという。これを送電網に載せるために4,620億ドルの,所謂,"スマート"送電線建設が必要である。グーグルの提案は,紙の上では魅力があり,現行よりも1兆ドルの削減と言っている。
政府も産業界も,果たして石炭を消し去りたいと思っているだろうか。経済は,24時間の電力供給を必要としている。それを何で代替しようと言うのか。雨で?風で?それとも太陽光で?
Reference
●081003C Google, business.timesonline
グーグル,兆レベルドルの大規模クリーンエネルギー計画発表
Google unveils ‘trillion-dollar’ clean energy programmeSuzy Jagger in New York
http://business.timesonline.co.uk/tol/business/industry_sectors/technology/article4870334.ece
●081003D Google, blogs.wsj.com
グーグルの4兆ドル規模のクリーンエネルギー,何処まで現実
Google’s Big Idea How Realistic is Google’s $4.4 Trillion Clean-Energy Plan?http://blogs.wsj.com/environmentalcapital/2008/10/02/googles-big-idea-how-realistic-is-googles-44-trillion-clean-energy-plan/
http://my.reset.jp/~adachihayao/index.htm
グーグルが,米国のエネルギーシステムを根本から変える計画を持っているニュースは,昨年,見たことがある。しかし,余り関心を持たなかった。昨日,2008年10月2日,またこの話題が世界のニュースを賑わせているので,では少し真剣に読んでみるか,と思って読みあさった。グーグルはとんでもないことを考えている。
まず,2030年,今から22年後を目標に,4.4兆ドル,約500兆円の自己資金を注ぎ込む。22年間だから,年2,000億ドル,今回の経済危機対応の国費よりも安い,と言っている。これでもって,石炭ゼロに挑戦する。彼等の代替手段は,太陽光,風力,地熱だけである。原子力と推力については殆ど触れていない。
グーグルに柱は三つあり,それは,エネルギー効率向上による需要抑制,再生可能エネルギーの開発,それとプラグインの電気自動車の占有率50%,である。これで温暖化ガス排出量を95%削減する,と言うのである。もう一つ興味あるのは,送電網の完全知能化である。誰でも,自分からどれだけの電気を幾らで受けているか,が常に明確になっているもの,と考えているようだ。グーグルらしいところである。
今日は,このグーグルのセンセーショナルな提案に対する反論も出てきた。2030年時点で,幾ら省エネルギーが徹底しても,2030年には1,100GW,10億KWの電力を,米国は必要としている,としている。これで石炭ゼロとガス火力殆どゼロ,原子力もこれ以上増やさないで,どうして電力を確保するのか。
原子力と水力を無視したこのグーグルのクリーンエネルギー計画は,計算不可能,と言って良いと思うが,しかし面白い。特にグーグルが,2030年に何KWの設備が必要か,言及していない点にある。これは,エネルギーの効率化や生活様式の変化が,何処まで需要抑制に貢献するか,全く未知数であるところに,グーグルの魔術がある。
それと,結構人を惹き付けるのは,知的送電網と電気自動車の話である。知的送電網は,おそらく非常に興味のある結果をもたらす可能性がある。それと,路上にある自動車の50%を,何処でもプラグに繋げる電気自動車に変える,と言う点には大いに実現性がある。単なる政府への提案でなくて,グーグルが自分で投資する,と言うのは,全くこれからのこの騒ぎの質を,これまでの議論とは違ったものにしている。
本文
●グーグル,兆レベルドルの大規模クリーンエネルギー計画発表
グーグルは,昨年来進めてきたクリーンエネルギー構想を,その強力な武器を利用して,政策へ影響を与えるべく,動き始めた。手段は,太陽光,風力,地熱で,既にこれらの専門企業への投資,45百万ドルを投入した。Eric Schmidt, chief executive of Google, は,石炭と石油から乳離れさせる提案で,これは電力だけでなく,自動車部門の革新も視野に入れている。
グーグル提案の基本には,送電網の画期的な変革を含んでいる。彼等が得意としている知能を持った送電網で,自分がどこからどれだけの電力を使っているか,を即時に知ることが出来るものである。ここが一つのポイントかも知れない。グーグルは,民主党のオバマ候補の顧問となっている。
●グーグルの4兆ドル規模のクリーンエネルギー,何処まで現実
グーグルのクリーンエネルギー作戦に対して反論がでた。この中で,グーグルの2030年までの投資額は4.4兆ドルと見られている。米国のエネルギー源から石炭を消し去り,温暖化ガス排出95%削減を打ちだしている。何処まで現実的なのであろうか。
計画は三つの柱からなっている。一つは,需要削減のためのエネルギー使用の効率化,二つは,大胆な再生可能エネルギー投入で石炭を代替,三つは,プラグ付きの電気自動車による50%代替,と言っている。
如何に省エネを徹底させても,米国は今後22年間に,少なくとも1,100GWの電力設備を必要とするだろう。11億KWである。石炭をなくし,ガスを殆ど使わないでどうして,確保するのか。単純に計算しても,2030年までに100GWの風力,250GWの太陽光,が必要で,残りは地熱と水力である。グーグルは原子力については,何も記されていない。
石炭と原子力は,今日の米国で,ベースロード供給という重要な役割を担っている。グーグルによると,半分以上を太陽光と風力で賄うという。これを送電網に載せるために4,620億ドルの,所謂,"スマート"送電線建設が必要である。グーグルの提案は,紙の上では魅力があり,現行よりも1兆ドルの削減と言っている。
政府も産業界も,果たして石炭を消し去りたいと思っているだろうか。経済は,24時間の電力供給を必要としている。それを何で代替しようと言うのか。雨で?風で?それとも太陽光で?
Reference
●081003C Google, business.timesonline
グーグル,兆レベルドルの大規模クリーンエネルギー計画発表
Google unveils ‘trillion-dollar’ clean energy programmeSuzy Jagger in New York
http://business.timesonline.co.uk/tol/business/industry_sectors/technology/article4870334.ece
●081003D Google, blogs.wsj.com
グーグルの4兆ドル規模のクリーンエネルギー,何処まで現実
Google’s Big Idea How Realistic is Google’s $4.4 Trillion Clean-Energy Plan?http://blogs.wsj.com/environmentalcapital/2008/10/02/googles-big-idea-how-realistic-is-googles-44-trillion-clean-energy-plan/
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