2009年7月6日月曜日

ブータンの水力10,000MWを2020年までに

ブータンの水力10,000MWを2020年までに
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昨日からブータンに取りかかって苦しんでいる。米国のEIAの報告書の記事は,先日も読んだが,世界の電力の中で再生可能エネルギーの占める割合は16%,これを2030年に20%に上げる必要がある,と書いてあって,よく読んでみると,頼りになるのはインドと中国の中規模,大規模な水力開発である。要するに,先進国などが太陽光や風力へ努力しても殆ど地球には影響せず,頼みは,これらの国なのだ,と言うこと。

その意味で,先日はインドのシッキムの水力開発計画を見てきたが,そのきめの細かさというか,考え方は地形が地形だけに,日本がやってきた水力開発によく似ている。ブータンについても,シッキムに似たような水力開発を進めるべきであるが,インフラが大変で,そこまでのきめの細かさは求められない。それにしても少し大雑把ではないか,と思われるところがある。

地形図や資料が不足で,本当のことはよく分からないが,250mの高さのダムを造って,3億トンを貯めて,900MW発電,などと言われると,少しこれは検討不足ではないか,と思われるところがある。しっかりと10地点の提案がなされて,一部は既にインドの企業も入っている。おそらく元々インドのエンジニアーが計画したのであろうが,インドの洪水を対象にしたものなどが多く,再検討が必要ではないか。

それにしても,ブータンでプロジェクト形成を行うのは,その道路や宿泊設備のことを考えると,少し大変なような気がする。ネパールも同じことだが,世界が期待しているインド北辺の水力開発,それも特に,ブータンやネパールについては,もう少し国際的な枠組みで,調査,計画,インフラ建設など,総合的に取り組むべきではないか。


本文

●ブータンとインドが水力開発を急ぐことで合意

India and Bhutan will hold a meeting of the Empowered Joint Group to fast-track implementation of hydropower projects next month. The first meeting of this group was held in New Delhi in March 2009 after the signing of the Protocol to the 2006 Agreement on Cooperation in Hydropower.

昨日から悪戦苦闘,ブータンとインドが2020年までに10,000MW開発,の報道は前から出ていたが,11地点の場所の特定に苦労して四苦八苦した。まだ東の方はよく分からないが,とにかく地図に落としてみた。誰か詳しい計画の地図の所在を知っていたら教えて下さい。ブータンとインドの水力開発に関する基本合意は,2006年の協定(注7),更にその確認のため,ブータン側が2009年3月にデリーを訪れている。

今回,ブータンのティンリー首相(注8)が,2009年6月28日から7月3日までデリーを訪れて,新しく再任されたインドのシン首相(注9)と会って,進捗を確認すると同時に,2020年までの10,000MW開発の協力を確認した。また両者は,ティンプーで開催が決まっている第16回SAARC首脳会議(注11)に関し,インドが全面的に協力することも,確認し合った。

今日はここで,促進が確認された水力プロジェクトで,いくらかでも分かっている情報で概要を書きとどめておく。サンコシュ多目的貯水池プロジェクト(注12)は,位置的にはサンコシュ川の最下流と思われる。インドにも影響を与える灌漑と洪水調節を兼ね備えた大貯水池計画で,発電は,500MW機8台,20MW機3台,合計で4,060MW,おそらくインド側とブータン側への供給を分けたものと思われる。

クリガングリ水力(注13)は,1,800MWと言う大規模開発だが,場所も詳細も分からない,東部だろう。チャムカルチュ水力(注14)は,チャムカルチュ川とマンデチュ川の合流点,ゴンプー(注23)の近くと思われる。出力は670MW,ダムはコンクリート重力式で,高さ65m,11.8kmの導水路を持つ,落差は570m,NHPCが手がけている。落差等から見て支流かも知れない。

プナチャンチュ(注15,16)は,有名なので省略。ワンチュ貯水池プロジェクト(注17)は,もっとも西の水系,ワンチュ川の最下流と思われる。258mのダムの高さで計画中で,HWL490m,池容量362百万トン,225MW機4台,合計出力900MWである。インドのSJVNLが進めている。

(注)A (1) 090705A Bhutan, news.smashits,(2) title: India, Bhutan agree to fast-track implementation of hydropower projects,(3) http://news.smashits.com/401942/India-Bhutan-agree-to-fast-track-implementation-of-hydropower-projects.htm,(4) Posted: 12:16a.m. IST, July 3, 2009,New Delhi, July 3 (ANI),(5) Empowered Joint Group,(6) fast-track implementation of hydropower projects,(7) Protocol to the 2006 Agreement on Cooperation in Hydropower,(8) Bhutan Prime Minister Thinley,(9) Prime Minister Dr. Manmohan Singh,(10) Bhutan,(11) 16th SAARC Summit in Thimphu in April 2010,(12) Sunkosh reservoir - 4,000 mw (Inter-Govt),(13) Kuri Gangri - 1,800 mw (Inter-Govt),(14) Chamkarchu - 1,670 mw (Joint Venture),(15) Punatsangchu 1 - 1,200 mw (Inter-Govt) Tendered out,(16) Punatsangchu 2 - 1,000 mw (Inter-Govt),(17) Wangchu reservoir - 900 mw (Joint Venture),(18) Mangdechu - 720 mw (Inter-Govt),(19) Amochu reservoir - 620 mw (Inter-Govt),(20) Kholong Chu - 486 MW (Joint Venture),(21) Bunakha reservoir - 180 MW (Joint Venture),(22) Gongphu,(23)

今日の参考資料

●090705A Bhutan, news.smashits
ブータンとインドが水力開発を急ぐことで合意
India, Bhutan agree to fast-track implementation of hydropower projects
http://my.reset.jp/adachihayao/index090705A.htm
http://news.smashits.com/401942/India-Bhutan-agree-to-fast-track-implementation-of-hydropower-projects.htm

最近の関連資料

●090402B Bhutan,rttnews
ブータンのプナチャンチュ水力はインドのL&T社へ
L&T Secures Rs.1,245 Cr. Hydropower Project From Bhutan
http://my.reset.jp/adachihayao/index090402B.htm
●090130B Bhutan, Economic Times
ブータンのダガチュ水力開発,インド企業へ
Maytas lowest bidder for Bhutan hydropower project
http://my.reset.jp/adachihayao/index090130B.htm
●090108B Bhutan, Kuensel
ブータン,ダガチュウ水力のパートナー,不確定に
Dagachu power partner under cloud
http://my.reset.jp/adachihayao/index090108B.htm

最近の関連ユース

●090705B Bhutan, kuenselonline
ブータンの水力にとってインドの会議派の勝利はどう影響するか
Observations from the Indian elections for Bhutan
http://kuenselonline.com/modules.php?name=News&file=article&sid=12561
●090705C Bhutan, kuenselonline
ブータンの経済は1985年から2009年で飛躍的に拡大
Bhutan’s big jump 1985-09
http://www.kuenselonline.com/modules.php?name=News&file=article&sid=12571
●090705D Bhutan, xinhuanet
ブータンをインドの外務大臣が訪問
Indian FM visits Bhutan
http://news.xinhuanet.com/english/2009-06/19/content_11567242.htm

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2009年7月4日土曜日

米国EIAの見る再生可能は風力と水力

米国EIAの見る再生可能は風力と水力
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2009年7月4日分 ー 米国EIAの見る再生可能は風力と水力

米国は再生可能エネルギーで国を統べることが出来るのか,と問いかけてきた。今日の米国エネルギー情報局EIAの年次報告書の要約の報道は,非常に簡単で総括的だが,私から見れば,幾つか注目すべき点が含まれている。これが,オバマ政権にどの様に反映されるかは問題だが,再生可能エネルギーを政治的かけ声で走るオバマ大統領には,冷静に見ましょうという語りかけのような気もする。

EIAの報告は,世界の再生可能エネルギー開発について論じているもので,あくまでこの先20年間,2030年までしか見ていないが,それだけにかなり現実的である。再生可能エネルギーの割合は,急速に伸びるが,それをリードするのは,あくまで風力と水力で,しかも水力については,中規模,大規模な水力開発を進める,中国,インド,ベトナムの貢献が大きい,としている。

これは,オバマ政権がリードしようとしている再生可能エネルギー開発ではあるが,実は地球が頼りにしているのは,中国とインドの水力開発なのである。また,太陽光については,2030年までのスパンでは化石燃料に太刀打ちできず,単なる隙間産業で生き残る,と見ている。これは中国も同じことを言っていて,風力はやるが太陽光はやらない,太陽光機器を生産して,先進国に売り込む,と言っている。

またもう一つ特徴的なことは,石炭火力,天然ガス火力は,この先20年間では主力の位置は変わらず,2030年でも発電の3分の2をこれらの化石燃料が占める,と言っている。原子力の先行きについては触れていない。先進国の再生可能エネルギー開発は,風力とバイオマスに限定されるだろう,と言っている。この報告を読んで,私はすべての人類が,インド,中国の水力開発に大きな期待をかけざるを得ない現状を改めて認識した。

本文

●米国のEIAによると再生可能エネルギーの割合は加速度的に増える

Renewable energy will be the world's fastest growing source of electricity generation over the next two decades, although it will still make up a relatively small portion of the global energy supply, the U.S. government's top energy forecasting agency said Wednesday. Global renewable electricity generation is set to rise by an average of 2.9 percent per year from 2006 to 2030, increasing from 19 percent of supply in 2006 to 21 percent by 2030, the Energy Information Administration said in its annual international energy outlook.

米国のエネルギー情報機関EIA(注6)が,世界の再生可能エネルギー(注5)の将来見通しについて,その年次報告書の中で,成長予測を発表した。中には幾つか注目すべき点がある。要約してみよう。世界のエネルギー供給の全体から見れば小さい分野であるが,再生可能エネルギー(注5)は,この先20年間,世界の電力分野でもっとも成長の早いエネルギー源であろう。

2006~2030年に,世界の再生可能エネルギー(注5)は,年率で2.9%の伸びを示し,2006年に全体への割合が19%であったが,2030年には21%に達するだろう。この気運は,化石燃料の高騰と,政府の代替エネルギー(注14)開発への動機付けによって加速される。その再生可能エネルギー(注5)の大部分は,風力(注7)と水力(注8)によることになるだろう。

この他の再生可能エネルギー(注5)で,太陽光は,この20年間では化石燃料との価格競争は難しく,隙間産業(注10)とならざるを得ないだろう。中国,インド,ベトナムを含む発展途上国では,中規模,大規模の水力を中心に,再生可能エネルギー(注5)が大きく伸びると考えられる。しかし,先進国では,再生可能エネルギー(注5)開発は,風力(注7)とバイオマス(注11)が先導することになる。

このような再生可能エネルギー(注5)開発の気運が拡大しても,2030年の時点において,石炭と天然ガスがほぼ3分の2を占めることにならざるを得ない。このEIA(注6)の予測の基礎には,米国の新しい施策と世界的な合意の結果は,考慮されていない。もし,現在審議中の米国の法案が成立すれば,大きな炭酸ガス排出者(注13)である石炭火力に,影響を与えるだろう。また,一定割合の再生可能エネルギー(注5)使用が効果的だ。

(注)A (1) 090704A Renewable,n.reuters,(2) title: Renewables fastest growing share of energy mix-EIA,(3) http://in.reuters.com/article/oilRpt/idINN2651064720090527,(4) Wed May 27, 2009 7:00pm IST,By Ayesha Rascoe,WASHINGTON, May 27 (Reuters),(5) Renewable energy,(6) Energy Information Administration,EIA,(7) wind power,(8) hydropower,(9) solar power,(10) niche markets,(11) biomass,(12) greenhouse gas emissions,(13) carbon dioxide emitters,(14) alternative energy sources,(15)

今日の参考資料

●090704A Renewable,n.reuters
米国のEIAによると再生可能エネルギーの割合は加速度的に増える
Renewables fastest growing share of energy mix-EIA
http://my.reset.jp/adachihayao/index090704A.htm
http://in.reuters.com/article/oilRpt/idINN2651064720090527


●090704B ADB,business.inquirer
ADBは2013年より毎年温暖化ガス削減のため20億ドル支出
ADB doubling clean energy investments
http://business.inquirer.net/money/topstories/view/20090617-211052/ADB-doubling-clean-energy-investments
●090704C hydropower,environmental-expert
欧州に於ける再生可能エネルギーの2番目の主役は水力
Hydropower ? second most-used renewable energy source worldwide
http://www.environmental-expert.com/resultEachPressRelease.aspx?cid=19185&codi=51570&lr=1


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2009年5月30日土曜日

再生可能エネルギーの定義を明確にせよ

再生可能エネルギーの定義を明確にせよ
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今朝のNHKテレビでも,2020年に於ける日本の温暖化ガス削減,対1990年比何%か,をやっていて,7%削減では端的に,太陽光5倍,エコカーを50%と言っている。昨夜のNHKの国谷裕子さんは,木質バイオガスは再生可能と定義づけられているのでそこから議論を始めます,と言っている。また,先ほどのニュースでは,中国が先進国は40%削減と言っている。経団連は4%増,で笑いものになる,と環境大臣に皮肉られている。

先日は,Jパワーが,中国の石炭火力などを主題に,地元企業と合弁による中国全国展開構想を発表して,足立さんの賞賛を得ている。また,これに呼応してか,経産省が,石炭利用策「クリーンコール政策」のあり方を示した報告書案,をまとめている(注1)。この中で,日本の石炭火力発電方式を中国に適用したら,8億トン近い炭酸ガスが抑制できる,日本の全排出量13億トンの62%だ,と言っている。

2020年に50%の自動車がエコカーになったらどうなるのか,先日から私もその議論をしているが,審議会は正確に計算しているのだろうか,プラグインカーとすれば,今の倍ほどの発電設備が必要で,それも石炭では駄目で,原子力でなければならない。それでも自動車協会は浮かれており,
買い替え補助制度による需要押し上げ効果を69万台,減税効果を入れて両方で約100万台の需要が創出されると期待している(注2)。

今日の紹介記事の中でも,特に再生可能エネルギーの定義の中で,ゴミ発電まで再生可能か,と言っているし,私に言わせれば,木質バイオは,もっとも温暖化ガスを排出する影響が大きく,森林伐採を招き,大変なことになると思う。国谷裕子さんの議論では,間伐材を使う,と言っていたが,それだけでは全く効果がないだろう。もっとマクロな計算をしなければ,真面目に地球を心配しているのか,商売をしているのか,怪しい。

また,原子力と水力をクリーンと定義するならば,殆どの電力会社が,これ以上クリーンエネルギーを導入する義務がない,と言っている。日本の電力会社などは,既に30%以上が原子力と水力で賄われている。私は,経産省の今日の議論が正しいと思う。日本は,中国などの石炭火力の効率化に協力することが,日本が出来るもっとも効果的な地球温暖化対策だと思う。日本は,原子力の稼働率を上げることに専念すべきだ。

(注1) http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200905300101a.nwc
(注2) http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200905300103a.nwc

本文

●再生可能エネルギーとは何を言うのか

Quotas have been set for renewable energy production in 28 states, and the U.S. Congress is debating legislation that would mandate cleaner energy nationwide. But what forms of energy production should be considered renewable? And are all renewables equal?

米国の話である。米国の28州で既に,再生可能エネルギー(注5)によるエネルギー生産の割当量が決定しており,連邦議会では,米国全体のクリーンエネルギー使用の義務化の議論が行われている。しかし,どの様な形のエネルギー生産が再生可能と考えられているのだろうか,また,それらの形の違う再生可能エネルギーは,全く同じに扱われてよいのだろうか。

このような疑問は,州や連邦で始まっている数十億ドルの景気刺激策の,膨大な政治的駆け引き(注6)の中で,常に出てくる問いかけである。ニューヨークタイムズの報告によると,ある州では,再生可能または代替エネルギー(注7)の定義を,既に拡大解釈してしまっている。ペンシルバニア州(注13)では,石炭廃棄物(注8)や炭坑で発生するメタンガス(注9)までも,太陽光パネル(注14)や風力タービン(注15)と同一に扱われている。

また,12以上の州で,ゴミ発電(注10)を,再生可能エネルギー(注5)の中に勘定している。また,議会のロビーでは,数ある中でも,原子力産業(注11)の活動が激しく,その発電分をクリーンエネルギーの割り当ての中に入れるよう,押しまくっている。もし,原子力発電と水力発電(注17)が再生可能と考えられるならば,それを使っている殆どの事業体では,風力や太陽光発電を,増やす必要はないことになる。

明らかに,ゴミを燃やすことは,これは正確に言って,クリーンとは言えない。このような議論の詳しいことは,ニューヨークタイムスに書かれているので,参照して頂きたい(注17)。

(注)A (1) 090530A Renewable, sustainablebusiness,(2) title: What is Renewable Energy,(3) http://www.sustainablebusiness.com/index.cfm/go/news.display/id/18252,(4) SustainableBusiness.com News,(5) renewable energy,再生可能エネルギー,(6) political tug-o'-wars,(7) “renewable” or “alternative”,(8) waste coal,(9) methane from coal mines,(10) burning garbage,(11) nuclear power industry,(12) clean-energy dole,(13) Pennsylvania,(14) solar panels,(15) wind turbines,(16) hydropower,(17) Website: www.nytimes.com/2009/05/25/business/energy-environment/25renew.html?_r=2&ref=us,(18)

今日の参考資料

●090530A Renewable, sustainablebusiness
再生可能エネルギーとは何を言うのか
What is Renewable Energy
http://www.sustainablebusiness.com/index.cfm/go/news.display/id/18252

最近の関連資料

●090122C Renewble,bworldonline
2009年のホットな話題はクリーンとグリーン
What’s hot in 2009? Be clean & green
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●081107E USA, bloomberg
オバマ次期大統領,気候変動のため,再生可能エネルギー
Obama May Put Renewable-Energy Plan Ahead of Climate Package
http://my.reset.jp/~adachihayao/iindex3newsRE081107.htm
●081107F lowcarboneconomy
再生可能エネルギーのための国際機関設置を
International renewable agency to be set up
http://my.reset.jp/~adachihayao/iindex3newsRE081107.htm

2008年10月8日水曜日

世界銀行,エネルギー開発に27億ドルを支出

【週刊 再生可能エネルギー最前線】世界銀行,エネルギー開発に27億ドルを支出
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世界銀行,エネルギー開発に27億ドルを支出

世界銀行の Jamal Saghir, World Bank Director for Energy, Transport, and Water が会見して,エネルギー分野での世界銀行の貢献を総括した。それによると,昨年の発展途上国を対象としたエネルギー支援は,再生可能エネルギーとエネルギー効率の分野で,87%の伸び率を示し,総額は27億ドルに達した。これは,環境負荷の小さい電力に対する需要と成長への関心を反映したものである。

世界銀行グループは,ボンで開かれた 2004 International Renewable Energies Conference で,再生可能エネルギーとエネルギー使用効率向上のために,その資金支援を毎年20%づつ増やして行くことを約束していた。実際には期待以上の増加で,2008年6月に終了した財政年度の結果では,12億ドルがエネルギー効率向上へ,また,15億ドルが再生可能エネルギーの開発へ回された。

再生可能エネルギーの中には,風力,太陽光,バイオマス,地熱,水力などが含まれている。水力は,大規模のものも含まれていたと思われるが,どの様に仕分けしたのであろうか,調べてみる必要がある。

Reference

●081008D World Bank,ptinews
世界銀行,エネルギー開発に27億ドルを準備
WB's funding for energy projects rise to USD 2.7 bn
http://www.ptinews.com/pti\ptisite.nsf/0/C4AB3371310D1D53652574D800328189?OpenDocument

2008年10月3日金曜日

グーグルのクリーンエネルギー計画

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グーグルが,米国のエネルギーシステムを根本から変える計画を持っているニュースは,昨年,見たことがある。しかし,余り関心を持たなかった。昨日,2008年10月2日,またこの話題が世界のニュースを賑わせているので,では少し真剣に読んでみるか,と思って読みあさった。グーグルはとんでもないことを考えている。

まず,2030年,今から22年後を目標に,4.4兆ドル,約500兆円の自己資金を注ぎ込む。22年間だから,年2,000億ドル,今回の経済危機対応の国費よりも安い,と言っている。これでもって,石炭ゼロに挑戦する。彼等の代替手段は,太陽光,風力,地熱だけである。原子力と推力については殆ど触れていない。

グーグルに柱は三つあり,それは,エネルギー効率向上による需要抑制,再生可能エネルギーの開発,それとプラグインの電気自動車の占有率50%,である。これで温暖化ガス排出量を95%削減する,と言うのである。もう一つ興味あるのは,送電網の完全知能化である。誰でも,自分からどれだけの電気を幾らで受けているか,が常に明確になっているもの,と考えているようだ。グーグルらしいところである。

今日は,このグーグルのセンセーショナルな提案に対する反論も出てきた。2030年時点で,幾ら省エネルギーが徹底しても,2030年には1,100GW,10億KWの電力を,米国は必要としている,としている。これで石炭ゼロとガス火力殆どゼロ,原子力もこれ以上増やさないで,どうして電力を確保するのか。

原子力と水力を無視したこのグーグルのクリーンエネルギー計画は,計算不可能,と言って良いと思うが,しかし面白い。特にグーグルが,2030年に何KWの設備が必要か,言及していない点にある。これは,エネルギーの効率化や生活様式の変化が,何処まで需要抑制に貢献するか,全く未知数であるところに,グーグルの魔術がある。

それと,結構人を惹き付けるのは,知的送電網と電気自動車の話である。知的送電網は,おそらく非常に興味のある結果をもたらす可能性がある。それと,路上にある自動車の50%を,何処でもプラグに繋げる電気自動車に変える,と言う点には大いに実現性がある。単なる政府への提案でなくて,グーグルが自分で投資する,と言うのは,全くこれからのこの騒ぎの質を,これまでの議論とは違ったものにしている。

本文

●グーグル,兆レベルドルの大規模クリーンエネルギー計画発表

グーグルは,昨年来進めてきたクリーンエネルギー構想を,その強力な武器を利用して,政策へ影響を与えるべく,動き始めた。手段は,太陽光,風力,地熱で,既にこれらの専門企業への投資,45百万ドルを投入した。Eric Schmidt, chief executive of Google, は,石炭と石油から乳離れさせる提案で,これは電力だけでなく,自動車部門の革新も視野に入れている。

グーグル提案の基本には,送電網の画期的な変革を含んでいる。彼等が得意としている知能を持った送電網で,自分がどこからどれだけの電力を使っているか,を即時に知ることが出来るものである。ここが一つのポイントかも知れない。グーグルは,民主党のオバマ候補の顧問となっている。

●グーグルの4兆ドル規模のクリーンエネルギー,何処まで現実

グーグルのクリーンエネルギー作戦に対して反論がでた。この中で,グーグルの2030年までの投資額は4.4兆ドルと見られている。米国のエネルギー源から石炭を消し去り,温暖化ガス排出95%削減を打ちだしている。何処まで現実的なのであろうか。

計画は三つの柱からなっている。一つは,需要削減のためのエネルギー使用の効率化,二つは,大胆な再生可能エネルギー投入で石炭を代替,三つは,プラグ付きの電気自動車による50%代替,と言っている。

如何に省エネを徹底させても,米国は今後22年間に,少なくとも1,100GWの電力設備を必要とするだろう。11億KWである。石炭をなくし,ガスを殆ど使わないでどうして,確保するのか。単純に計算しても,2030年までに100GWの風力,250GWの太陽光,が必要で,残りは地熱と水力である。グーグルは原子力については,何も記されていない。

石炭と原子力は,今日の米国で,ベースロード供給という重要な役割を担っている。グーグルによると,半分以上を太陽光と風力で賄うという。これを送電網に載せるために4,620億ドルの,所謂,"スマート"送電線建設が必要である。グーグルの提案は,紙の上では魅力があり,現行よりも1兆ドルの削減と言っている。

政府も産業界も,果たして石炭を消し去りたいと思っているだろうか。経済は,24時間の電力供給を必要としている。それを何で代替しようと言うのか。雨で?風で?それとも太陽光で?

Reference

●081003C Google, business.timesonline
グーグル,兆レベルドルの大規模クリーンエネルギー計画発表
Google unveils ‘trillion-dollar’ clean energy programmeSuzy Jagger in New York
http://business.timesonline.co.uk/tol/business/industry_sectors/technology/article4870334.ece
●081003D Google, blogs.wsj.com
グーグルの4兆ドル規模のクリーンエネルギー,何処まで現実
Google’s Big Idea How Realistic is Google’s $4.4 Trillion Clean-Energy Plan?http://blogs.wsj.com/environmentalcapital/2008/10/02/googles-big-idea-how-realistic-is-googles-44-trillion-clean-energy-plan/